肋間神経痛
肋間神経痛が続いているので何とかしてほしいとのことで30代女性からご相談を受けました。患「脇の下の辺りが痛くて気になっているんです。」
私「皮膚が赤くなっているという事はありませんか?」
患「それはないですね…」
私「では、ある程度日にちも経っているようですからヘルペスではないと思いますので、整体で改善すると思います。でも、もし湿疹みたいなのが出てきたらヘルペスの可能性がありますので、その場合は皮膚科に行って下さい。」
肋骨の隙間に沿って痛みが走るのは肋間神経痛と言います。肋間神経は背骨から肋骨の間に沿って走っている神経ですので、肋骨の隙間に痛みが走るのが特徴です。
ヘルペスも水疱瘡(みずほうそう)のウイルスが体力が落ちた時に暴れだし、そのウイルスが肋間神経にあれば、肋間神経に沿って痛みや湿疹が出来るので、湿疹があるかどうかが見分けるポイントとなります。但し、湿疹はあとから出てくることが多いので初期症状は見分けられないこともあります。
あと、鑑別診断しないといけないことは肋骨の骨折です。骨折していたら骨そのものに痛みがでるので、そのことで見分けることが出来ます。
で、肋間神経痛は痛いところ(肋骨と肋骨の間)を指で圧迫すると痛いのですが、その一番中心になっているところを指で触診していくと狭くなっているように感じる部分があります。それによってズレていると感じる肋骨を確認して何番目かを確認しておきます。
肋骨は背骨にくっついていますので、背骨の影響を受けます。背骨の歪みや動きの硬さが原因で肋間神経痛が発生していると私は予測しており、その考え方で施術するとほとんどの場合は改善しています。
ですから、まず背骨全体のリリース→肋骨矯正→前鋸筋など呼吸に関連する筋肉のリリース
私「これで大丈夫!呼吸もしやすくなっていると思います」
患「あ、それですね。抵抗なく呼吸できているって感じがします(^^)」
おそらく再発はしないと思いますが、1週間くらい様子見て治っていないようでしたら再度お越しください(^_-)-☆