膝の外側の痛み
田んぼの時期がやって参りました。世間は新型コロナで大騒ぎになっていますが、農家は変わらず田んぼの時期には田んぼをします。
で、田んぼの時期になると、冬の間に休まった身体は元気になっている反面、体力、筋力は落ちてしまっています。ですから、この時期は関節痛が発生しやすくなるのです。
久し振りに整体をして欲しいとのことで来られた50代女性。例年の通り左膝が痛くなってきたとのことで来院。
私「いつも通り、膝の内側が痛いんですね。田んぼが始まりましたか?」
患「そう、田んぼです。ホンマにこの時期は大変で……でも、今回はいつもと違って外側が痛むんです。」
私「あ~そうなんですねぇ」

と、こんな感じで左膝を触診していくと…
私「ん?確かにここ痛いですよね…」
と、言いながら腓骨の上端部の裏側を指圧すると…
患「イタタタ…そう、それです!!」
う~~ん、これは…
次に足首の検査…やっぱり足首に捻挫の痕がある…
私「最近足を捻ったでしょう?」
患「え?分かります??」
私「捻った痕があります」
患「確かに、捻りましたけど、暫くしていたら痛みがなくなったので…」
私「なるほど…それが原因で膝が痛いんだろうと思います。つま先をぐるっと回転させると外側に回りにくいでしょう?」
患「確かに…」
足関節周りの筋肉→膝周りの筋肉→膝の関節の微調節→距骨踵骨の調節
私「これで良し!つま先が良く回るようになったでしょ?」
患「あ、本当ですね。全然抵抗がなくなりました」
私「膝の外側のさっき押さえたら痛かったところを圧迫してみますよ?」
患「あ、痛くない!!」
私「じゃあ、ベッドを降りて歩いてみて下さい」
患「大丈夫です。有難うございました」
あとは、左右のバランスを取って施術終了です。
今回の膝痛は、捻挫が原因で、脛(すね)の骨に微妙な歪みを生じて、それが膝関節に影響していたようです。1回の施術で大丈夫だと思いますが、症状が再発するようならもう一度来てください。